北海道旅行記２日〜３日目
夕張を後にして、途中石勝線の楓駅に寄りました。
この駅は変わっていて、普通列車しか止まらないのに、新夕張方（上り方向）しか
発車する列車しかなく、直接帯広の方に行くことが出来ません。
本線は列車交換が出来る様になっていて、ホームもありますが、
普通列車用の専用折り返し線があり、列車はそこから発車します。
回りにさして人家もありませんが、国道にはバスが数本走っています。
石勝線が出きるとき追分ー新夕張間は旧「夕張線」を改良して使いましたが、
夕張線の支線に楓駅があり、支線を廃止する時に代駅として石勝線に造られました。
なので今となってはわざわざ楓まで来て折り返しているという感じです。
この新夕張ー新得間に限って利用するときは特急しか走ってないので
特急券が不要という特例があります。（青春１８でも乗れます）
以前来た時には朝、夕２本の列車がありましたが、
最近夕方の列車が廃止され、一日１本しか来なくなりました。
そのうち上下１本ずつ特急を停車させて普通列車を無くすのでは？
そのまま行くと早すぎるので、旧冨内線の記念館を見に行くことにしました。
旧冨内駅駅舎 旧型客車利用の集会所 スリーナインの線路？
まずは旧冨内駅跡を見つけました。
旧駅舎はバスの待合所として使われ中は資料館になっていました。
中は綺麗に整頓され、現役の様で、改札の先に列車が来そうでした。
また展示品の一部は外の腕木式信号機と共に映画「ぽっぽや」の小道具として貸し出された事があり、、
歴代駅長名板の最後には高倉健の演じた「佐藤乙松」駅長の名がありました。
外にはライダーハウスか集会所として使われていると思われるスハ４３とオハ３５がありました。
また駅の外れには最近作られたと思われるスリーナインの線路？がありました。
「穂別銀河鉄道星づくり委員会」という組織がこの施設を管理しているらしく、
その一環ではないかと思います。
冨内駅のと同じ塗り分けの旧客 サハリン帰りのＤ−５１
次は旧振内駅跡の記念館に行きました。
ここもホーム、線路が残されていて、旧型客車２両が集会所として整備されていました。
またここにはサハリンから帰ってきたＤ５１−２３が保存してあります。
第二次世界大戦の補償としてサハリンに行ったＤ５１で、里帰りです。
（日本のＤ５１ ２３号機は有名なスーパーなめくじです）
ここは新築のバス待合所兼記念館があり、蒸気機関車の動輪をはじめ展示品がたくさんありました。
振内をあとにして冨内線の終点日高町
（ここは２年前来たとき遺構がほぼ無いことを確認済み）
の道の駅の様なそば屋で遅い昼食をとりました。
冷やしたぬきの大盛り（６５０円）を注文したら、でかいドンブリに山盛りの手打ちそばで
（普通の人は残すくらい？）大満足でした。また境１３氏は天丼でしたが、
こちらもすごく、日高町のおすすめです。
石勝樹海ロード（国道２７４号）〜道道８５号線経由で糠平に出ました。
宿に予約の電話をしたときに８５号線は霧がすごいので帯広か士幌経由がいいと
言われましたが、遠回りなのと一度ガンダーラ氏と通ったことがあるので
大丈夫と思ったら本当にすごい霧で、２０`位の速度でライトを上向きにして
視界が７，８メートル位の中を進みました。霧は途中で弱くなったので助かりましたが、
一度は引き返そうかと考えた位凄かったです。
糠平の宿は「富士見観光ホテル」で、見かけは大きいのですが、実質的な客室数は１０部屋ほどのホテルでした。
ほとんどの客室は使われてなく、トイレだけが綺麗に立て替えられて？いました。
他に露天風呂も新たに作ったのがあるのですが、洗い場のある大浴場とは女湯の前を挟んで離れていて、
行くためには一度服を着なければならず、めんどうなので人がいない事を確認して「連れ」がタオル一枚巻いて
サッと行くので、後を追いかけました（笑）
このホテル、びっくりしたのが１週間後、日本テレビの「スーパーテレビ」で衰退したホテルを立て直すには？
と言う感じで取り上げられ、ほぼ１時間メインで出ていました。直前にホテルから「出るので見て下さい」と
ハガキをいただき、なぜあのホテルが「スーパーテレビ」に出るのか疑問でした。
しかしもっとびっくりしたのが境１３氏で、私がこの事を言うのを忘れ、いきなりオンエアを見てびっくりし電話をかけてきました。
私も忘れていたので、テレビを見ながら電話しつつ二人で大笑いしてしまいました。
朝起きて旧士幌線の跡を見に行きました。やはり２年前に来ているのですが、あまり詳しく見れませんでした。
士幌線の糠平付近はコンクリートアーチ橋が多く、国鉄精算事業団から譲り受け保存されています。
又糠平ダム建設に伴い線路の付け替えがおこなわれ、ダムの水面が下がると旧線のアーチ橋が姿を見せます。
鉄道記念館で前面展望ビデオを見、十数カ所のアーチ橋を見学、撮影しました。
その後旧線の「幻の橋」と言われる旧線のアーチ橋を見に行きましたが、水量が多く、道が水没していて見れませんでした。
２年前には十勝三股にあった士幌線代行バスの車庫です（左奥が現存するバスの待合所）。
昭和５３年に糠平ー十勝三股間がバス代行になったとき建てられたものです。
今回行ったときはありませんでした。今は一日１往復しか無く（しかし大型時刻表に載ってます！）
車庫が無くなった現在どんなバスが走っているのかわかりません。早く起きて見に行けば良かったと後悔しました。
、日が暮れてきたので三国峠ー層雲峡ー上川経由で旭川に出て、駅前のビジネスホテルに泊まりました。
このホテルも珍しく和室だったのですが、昼間は会議室として利用されている所でした。
ホテルで飛行機と列車で来たインド氏と合流し、３人となりました。